Melbourne -vo.1-

Melbourne -vo.1-

Patricia

”Upon opening in December 2011, We were excited to showcase our favourite Melbourne coffee roasters”

2011年のオープン以来、メルボルンのコーヒーカルチャーを牽引しているカフェのひとつ

市内の狭い路地を入った先に現れる長蛇の列は、看板を掲げないこのカフェでもすぐに見つけられる。このカフェではもともと自家焙煎はせず、Seven Seeds, Market Lane などメルボルンの有名ロースターの豆を扱っていたが、2016年からはメルボルン西部のAbbotsfordにあるシェアロースター、Bureaux Collectiveで焙煎を行っている。

彼らが焙煎するのは、フィルター用コーヒーとエスプレッソ用にブレンドされた豆の2種類のみ。背景には、味にこだわり、常に同じ品質の豆を提供するという彼らの想いが詰まっている。

そして、そのほかにはメルボルンのロースターの豆をゲストビーンズとして店頭で提供している。彼らの哲学である、メルボルンのロースターを広めるという思想のもと。

コーヒー以上に大切にしているのはカスタマーサービス。コーヒーと人なら、人が先。店内でのコミュニケーションには絶対に手を抜かないのが彼らのモットー。

ACOFFEE MELBOURNE

"It is our commitment to reveal the best of its unique characteristics and stories each bean has to tell."

メルボルンでコーヒーのキャリアを積み、数々の大会のタイトルを獲得した韓国人オーナー、Byoung-Woo Kangがオープンした洗練された内装のカフェ。メルボルンのカフェはポップな内装が多い中で、ひときわ目立った存在である。

彼らの心がけていることはただひとつ、「最高の一杯を作り出すこと」
質の良い生豆を使い、その良さを最大限に出すような焙煎をするのが彼らのスタイル。そのため、ACOFFEEは浅煎りの焙煎が多い。

コーヒー豆の持つそれぞれの味の個性や生産地の特性を引き出し、最高の一杯を作り出す。
店内はシンプルな内装にこだわり、コーヒーの味への先入観や邪魔な騒音もなく、ただただコーヒーの味に集中できる。それも彼らのこだわりであると気づいた時には、もうこの場所へ何度も通いたくなってしまった。

BLUME

"So our mission is simple. Make honest, delicious & curious coffee. You all are welcome, all you need is a smile & a mug."
市内から少し外れた郊外の住宅街に突然現れる「B」の文字が目立つ大きな倉庫

倉庫の前ではエスプレッソマシンといくつかのフィルターコーヒーのみを用意し、立ち寄ったお客さんとの会話を楽しみながらコーヒーを作る男性の姿。

彼の名はAngus。メルボルンの超有名ロースターで焙煎士として長く活躍しキャリアを積み、自分のロースターを構えた。

ここはまさに男の趣味の空間。趣味の時間を楽しみながらこだわりの豆を焼いて自分の好きなコーヒーを作る、そんな彼の「好き」が詰まった場所。

彼のこだわりは、自分の目の届く範囲でクオリティをきちんと保つこと。
焙煎を担うのは彼ひとり。そのため、大きなビジネスにはできないし、経済的に大きなインパクトは残せないけれども、その分コーヒーにもっと向き合う時間を作れると彼は語る。

メルボルンのコーヒー好きなら知る人ぞ知るこの場所。市内の有名カフェを回るのも楽しいけど、この場所に来て本当に美味しいコーヒーを飲んでほしい。
ブログに戻る